インドではじめて意識した神様がジャガンナートである。インド東海岸プリーという街でこのヘンテコな神様に出会って、一気にインド神様ワールドに引き込まれてしまった。以来、神様を見て楽しむのがひとつの趣味になった。
ジャガンナートは手も足もない神様であった、と神話は伝えている。上の写真を見ると、手があるように見えるが、そこはちょっと不明だ。物によっては、鼻毛が伸びているように見えるものもあり、見ているだけでおもしろい。
ジャガンナートは、普通、他の二つの神とともに、三体セットとして祭られている。上の写真(みやげ物だが…)、黒い顔がジャガンナートであり、ほか、白い顔が兄のバラバドラ、黄色い顔の小さな神様が妹のスバドラーで、兄弟そろってやっぱりヘンテコな神様たちである。
とはいえその変な格好とは裏腹に、ジャガンナートはじつは非常に偉大な神様でもあり、なんと「宇宙の主」と呼ばれているのである。
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