8〜9世紀、ジャワ島のガネーシャ(コルカタのインド博物館)
おなじみゾウ頭の神様ガネーシャ。太鼓っ腹が特徴のユニークな神様。シヴァファミリーの長子であり、商売繁盛の神様でもある。非常に嫉妬深いので、信者が寺に参拝するとき、たとえガネーシャ以外の神を第一に信じているとしても、まずはガネーシャの祠に行く必要があるとされる。反面で非常にパワーのある神として多くの信者を持っている。
さて、上の写真。ガネーシャらしい、あやしげなオーラは噴出しているものの、何か整然としすぎている彫像だな〜、と思っていたら、やはりインド以外の場所(ジャワ)で作られたものだった。8〜9世紀制作ということなので、職人自体は南インドからやってきた人だったかもしれないが、とはいえ、その土地で作られたものには土地の気が宿る。このガネーシャには、どこか南国の香りがあった。 |