聖なるガンジス川を巡る
終わりのない巡礼の旅へ…

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ガンジス川。ヒマラヤの氷河に端を発し、インド平原を横断してベンガル湾へと続く約2500キロの流れは女神ガンガーにたとえられる。大地を潤し、生物に恵みを与える大河は、他方、その神秘的な姿から、人々の死生観に大きな影響を与え続けた。人々はやがてガンジスをめぐる旅に出た。旅は幾世にも伝えられ、現在なお人々を聖地へと駆り立てる。

「ガンジス川巡礼案内誌」では、あらためてガンジスを巡ったここ2年の経験をもとにそれぞれの聖地を紹介します。なお、この旅はサドゥの撮影にともない行ったものです。旅の先達サドゥを描いた本については
「サドゥ 小さなシヴァたち」の紹介ページを参考にしてください。

 

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  その1    タポヴァン(標高4460メートル)
        源流よりさらなる高みの仙境
その2    ゴームク(標高3892メートル)
        ガンジス川源流の風景 
  その3    ガンゴートリー(標高3048メートル)
        ガンジス川降下伝説の地
その4    ウッタルカーシー(標高1159メートル)
        巡礼たちが交差する街
  その5    ケダルナート(標高3584メートル)
        ヒマラヤ高峰に囲まれたシヴァ神の聖地
その6    
バドリナート(標高3096メートル)
        インドの北を守護するヒマラヤの聖地
  その7    ジョシマート(標高1890メートル)
        バドリナート手前の山の町
その8    
ヤムノートリー(標高3185メートル)
        ヤムナー川源流への道
  その9    リシケシ(標高340メートル)
        ビートルズが修行した街
その10  
ハリドワール(標高292メートル)
        聖俗を峻別するヒマラヤ巡礼への出発点
  その11  サンガム(アラハバード)
       インドでもっとも神聖なる荒地
その12  
ヴァラナシ(カーシー)
       シヴァと死者たちの聖地
  その13  コルカタ(カーリーガート)
       殺戮の女神カーリーをまつるドブ川
その14  
ガンガーサガール(海抜0メートル)
       ガンジス川が終わる浜辺
  その15  ヒマラヤ巡礼について
       ヒマラヤ旅行術やおすすめコースなど
その16  グーグルマップへのリンク
       地図で見るガンジス川巡礼  
 
 

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宿や交通についての詳細な情報は書きませんが、土地が持つイメージを、個人的な感想とまじえて書くことで、血の通った旅案内になれば、と考えています。テキストの部分だけコピーして実際の旅行にお持ちいただき、情報の一つとしてご利用ください。また、さまざまな理由で旅行に出かけられない人には、「ガンジス川巡礼案内誌」を通じて巡礼の追体験をしていただければ幸いです。

ヒマラヤの聖地では、ガンジス川本流であるヴァギラティー川と、その支流であるアラクナンダー川とマンダキニ川、さらにガンジス川と並んで重要な川であるヤムナー川の、それぞれの聖地を紹介します。

ガンジス川は母国インドではガンガーと呼ばれています。僕自身も旅に出ればガンガーという呼び名を普通に使いますが、日本においてはガンジス川がまだまだ一般的です。多くの人にガンジス川を知っていただきたいという思いもあり、また「ガンジス川」という呼称にまつわるさまざまなイメージを継承するという意図もあり、この企画では「ガンジス川」と書いています。

ガイドブックを作る目的で旅をしていたわけではないので、いろいろ間違いがあるかもしれませんが、その点はご了承ください。

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紹介する写真は、今回の旅を通じて約27000点撮影した写真の一部です。写真の貸し出し等についてはメールにてご連絡ください。

 
 




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