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マンドゥー(1)ロイヤル・エンクレイブ・グループ
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デカン高原の丘陵地帯に点在する廃墟遺跡マンドゥー。そこにはかつて、自然の要塞を生かした世にも美しいイスラム教徒の都があった。現存する建築物の多くはマンドゥーがもっとも繁栄した15世紀のもの。しかし16世紀半ばになって、この地は捨てられた。以来、400年以上の年月を経たマンドゥーの景観は、まさに「兵どもの夢のあと」。その「滅びの風景」がマンドゥーの魅力となっている。
マンドゥーは三回に分けて紹介する。第一回目はもっとも北に位置するロイヤル・エンクレイブ・グループ。「船の宮殿」が有名だが、ここでは、崩れかけた遺跡を、まるでぶらぶらと散歩するような気分で、ランダムに写真を並べてみた。 |
広い宮殿内を迷路のような通路がつづいている。階段も多くて、気ままにさ迷い歩くと、まるで童心に帰ったかのような探検気分を味わえる。とはいえ、たとえば下の写真のあたりも古くは高い天井を持った物々しい建物が建ちならんでいたはずである。貯水池や浴場などもあり、ここで王が優雅に人生を謳歌し、ハーレムが生まれ、臣下たちによる権謀術数が日夜、繰り広げられた。 |
下の写真がジャハーズ・マハル。船の宮殿。水草で分かりにくいが目の前が池になっており、そこに、あたかも船が浮かんでいるようなイメージで作られた。 |
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