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マハーバリプラム(1)海岸寺院

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南インド東海岸、タミルナドゥー州の州都チェンナイから南へ65キロ下った海沿いの町、マハーバリプラム。7世紀から8世紀にかけての魅力的な石造建築の宝庫である。 数多くの見どころがあるので3回に分けて紹介していく(1984年世界文化遺産指定)。

マハーバリプラムのシンボル的な存在として知られているのが海岸寺院。その名の通り、海岸のすぐ近くに建っている。かつては同じような建築物が二つあったとされるが、一つはすでに波に流され、現在は見ることができない。

8世紀、パッラヴァ朝によって作られた。切り石積みの、簡素だが魅力的な姿を今に伝える、ヒンドゥー教における初期石造建築を代表する遺跡でと言える。すでに祭祀の場ではなくなっているので、外国人も気楽に入場し、見学できる。夕暮れ時、海岸から見るシルエットも美しい。

余談だが、マハーバリプラムには「海に飲み込まれた古代遺跡」の伝説が残る。かのグラハム・ハンコック氏も調査したようだが、数年前の津波のときには、引き潮と同時に、沖合から古代建築が姿を現したとして話題になったこともある。話の真偽は不明だが、この地域に住むタミル人自体が、「失われた大陸」伝説を持つだけに、たんなるデマともいえない。興味あるところだ。

マハーバリプラムへはチャンナイからバスで約2時間。人が集まれば、タクシーでも高くない。空港からもバスが出ている。安宿から高級ホテルまでそろっているので、何泊かするのも悪くないだろう。個人的には、大都市チャンナイに泊まるくらいなら、まっすぐマハーバリプラムに来て、のんびりしたい。

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関連ページ
「マハーバリプラム(2)パンチャ・ラタ」
「マハーバリプラム(3)アルジュナの苦行」



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