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インドの面積、人口、歴史、宗教、etc

インド基本情報
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面積

約328万キロ平方メートル(日本の約8.8倍)

人口
約10億2700万人(日本の約8.2倍)

地理
ユーラシア大陸から逆三角形に突き出た半島部の中央部分がデカン高原。北西部にはタール砂漠、デカン高原の北にはガンガー(ガンジス川)とブラマプトラ川流域からなるヒンドゥスタン平原。北部にはヒマラヤ(雪山の意味)とその他の山岳地帯、最高峰はナンダデビの7817メートル。また、東北部はブラマプトラ川中上流域と、それを囲む山岳地帯。

気候と旅行シーズン
一般的には、乾季、暑季、雨季に分かれる。例えばデリーの場合、10月から3月が乾季、4月から6月半ばが暑季、6月半ばから9月が雨季。東海岸チェンナイ付近では、冬に雨季がある。また、西海岸を中心に、雨季には相当量の雨が降る。旅行シーズンは、おもに10月から3月が一般的。山岳地帯では、逆に4月から9月までがシーズン(一般的に)となる。


28の州とデリーを中心にした連邦直轄地からなる。28の州のうち、2000年以降に独立したのがウッタランチャル、チャティスガル、およびジャールカンドの三つ。また、連邦直轄地には、ディーウ、ポンデシュリー、アンダマン諸島など、魅力的な観光地が多い。

人種
インドアーリア族、ドラヴィダ族(南インドが中心)、モンゴロイド族(北部山岳地帯、およびインド東北諸州の山岳地帯が中心)等、とされるが、実際は、オーストラロイドと、それぞれの混血もかなり多い。

言語
ヒンディー語が公用連邦語。他に英語、サンスクリット語を含む、17の言語が公認。実際には、1000を超える言語が存在しているといわれる。

宗教
ヒンドゥー教徒が8割超。イスラム教徒は1割超。他に、シーク教、ジャイナ教、キリスト教、仏教の信徒がそれぞれいる。

通貨
使用通貨はルピーとパイサ。1ルピーは約2.5円。

GDP(国内総生産)等
GDPは5990億ドル、一人当たりGDPは530ドル(日本人の約62分の1)。しかし、GDP成長率は2003年度、約8.2パーセントと急成長中。

都市
首都のデリー(ニューデリー)のほか、ムンバイ(旧ボンベイ)、コルカタ(旧カルカッタ)、チェンナイ(旧マドラス)がインド四大都市。このうち、ムンバイとコルカタの人口は1000万超。また、現在は、デカン高原南部のバンガロールやハイデラバードが特にIT関連ビジネスで注目を受ける。

世界遺産
19ヵ所 の文化遺産と5ヵ所の自然遺産の計24ヶ所。このうち2ヶ所が危険遺産に指定されている。

観光地
もっとも有名な観光コースはデリー、アーグラー(タージマハール)、ジャイプール(ピンクシティー)を巡るもの。また、ジャイプールも含めて、タール砂漠一帯には、ウダイプール、ジャイサルメールなど、有名な観光地が目白押し。ただし、日本人には、聖地ヴァラナシ(ベナレス)やブッダガヤなどを巡るヒンドゥスターン平原の旅が一般的である。その他では、エローラ、アジャンターなどインド屈指の遺跡が残るデカン高原、ゴア、ケーララなど、美しい海岸線がたどる南インド、山岳避暑地であるマナーリー、ダラムシャラー、そして、標高3000メートルを超えるラダックへの旅に人気がある。

歴史
一般に認められているものとして、インドの歴史は約5000年前のインダス文明に始まる。パキスタン領内にある、モヘンジョダロ、ハラッパーが有名だが、最近、インドグジャラート州にドーラビーラ遺跡が発見され、注目されている。インダス文明はその後衰え、次いで。紀元前1500年前頃、中央アジアから騎馬民族アーリア族がインドに進出する(異説あり)。いわゆるヴェーダ文明の幕開けだ。カースト制度などが定着する。その後、ブッダによって仏教が興り、紀元前250年頃にはアショーカ王による布教で全国に広まる。その後、復興したヒンドゥー教との共存が続く。紀元1200年頃から、イスラム勢力による進出が始まる。1556年のアクバル帝即位から約100年が、イスラム系ムガル王朝の最盛期。その後、西洋列強による進出が始まり、1877年にイギリスによって併合される。1947年、イギリスより独立。1947年には、パキスタンが分離独立。以後、現在にいたる。

神々
ヒンドゥー教の三大神として、創造の神ブラフマー、維持の神ビシュヌ、破壊の神シヴァがいる。それぞれ、ブラフマーにはサラスヴァティー、ビシュヌにはラクシュミー、シヴァにはパールヴァティーなどの神妃がいる。その他では、ビシュヌの化身クリシュナ、シヴァの息子ガネーシャ(ゾウ頭)、猿の神様ハヌマーンなどに人気が集まる
(神々の詳細な説明は「当HP内、インド神様記事へのリンク集」からご覧ください)。

祭り
北インド最大の祭りはダシェーラ(10月頃)。ラーマが悪魔に打ち勝ったことを祝う。同時期、ベンガルではドゥルガープジャが盛大に行われる。そのあとに来るのが光の祭りデワリー(11月頃)。1月14日はガンガーサガール(ベンガル)メーラーをはじめとするいくつかの祭りがある。タミルでは、ポンガルが祝われる。2月から3月にかけても、シヴァラットリー(シヴァの夜祭)やホーリー(水掛祭)など、大きな祭りが多い。また、この時期は結婚式のシーズンでもある。

建築
約2000年前に作られたサンチーの仏教遺跡、エローラ、アジャンタの石窟寺院、オリッサ州コナラークのスーリア寺院、カジュラホー建築群が圧倒的だ。南インドでは石造寺院のながれはマハーバリプラムやパッタダカルのヒンドゥー寺院を経て、やがてタンジャブールのブリハディシュワラ寺院(11世紀)に結実する。 北インドでは、16世紀以降、多くのイスラム建築がきずかれた。その代表は、タージマハール、おびただしい量の大理石を駆使した傑作だ(建築に関しては「インドの歴史遺産」をご覧ください)。

舞踊
バラタナーティヤム、カタカリ、カタック、マニプリなど、さまざまな様式がある。インド舞踊を見るなら、カジュラホー(2月から3月)やマハーバリプラム(1月)などで行われるダンスフェスティバルがおすすめ。
(「インド舞踊(1)概要」をご覧ください)

叙事詩
マハーバーラタとラーマヤーナが知られる。マハーバーラタは、「偉大なるバーラタ国(インド)」の意味。世界最大最長の書物であり、全18巻、10万節、20万行にも及ぶ。じつに聖書の4倍の長さだ。インドでもっとも有名な宗教書「バガバッド・ギーター」もこのなかに含まれる。ラーマヤーナは、妻シーターを魔王に奪われたラーマが猿王ハヌマーンなどの助けを得て、シーターを救い出す話が中心となる。






サドゥ 小さなシヴァたち

インドの放浪修行者
サドゥの本へのリンクです。
ご覧ください。






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