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路上にて
 
 
 
カルカッタの魅力は、良くも悪くも人々があふれ出る路上にある。路上こそがこの街で暮らす人々の表舞台だ。
 
 
 
 
「こんなせまいところで写真なんて撮るなよ」といった感じの一枚だが、人々は意外なほど寛容で、怒られるということはほとんどない。ずっとここで生きる人にとっては、喜びも悲しみも、そして楽しみさえも路上で発見するほかない。

下の少年も、カーリー女神の絵を胸に抱いてささやかな金を得る。
 
 
 
家族からの手紙でも読んでいるのかと思ったら、ただの新聞の切れ端だった。
 
 
下の写真はネパール人だろう。遠い山国を離れて、この雑踏で生きていく。
 
 
 
 
 
 
下の写真はマハトマガンディーロード。こんな道を毎日学校へと通っていく。彼女たちにとっては世界はこんなもので、べつにどうってことはないのかもしれないが…。
 
 
 
上の写真、いったいどうしてしまったのか、とべつに心配はしないが、すべてがボロ。

下の写真、市場近くの犬。カルカッタは野良犬がよく似合う。犬たちとあまり変わらないような生活を送る数十万人の人間もまた野良だ。
 
 
 
 
 



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