チャイ屋でなくともチャイは出る。上の写真はクルチャというパンを焼く店。これとカレーで軽い昼飯となる。隣ではチャイを入れている。小さな器は素焼きのカップ。飲み終わった後は、地面で叩き割る。贅沢な感じだが、逆に安かったりする。ただし量はじゃっかん少ない。味は土の香りが漂っていておいしい。
下は揚物屋。しかしチャイ用の鍋(写真右下)が見えているからチャイもやっているようだ。チャイ用の鍋が汚い、と思われるかもしれないが、これがインド流だ。茶葉とミルクを煮沸するので、そのシミが鍋にこびりつく。この汚れを洗剤で落とすのは一大作業だ。だから普通は、適当に汚れをこそぎ落として、ほとんど水洗いもせずに使い続ける。もちろん、鍋に穴があくまで、何年も何年も、洗うことなく使うのであるが、それがまた、独特の味になる。 |
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