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フマユーン廟 デリー(4)

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ムガル帝国第二代皇帝フマユーンの遺体を安置したフマユーン廟。タージ・マハルのモデルにもなった美しいイスラム建築がニューデリーの一角に静かにたたずんでいる(1993年世界文化遺産指定)。

建造は1565年、フマユーンの妃によるものである。ムガル朝の建築に共通する赤砂岩と大理石を使った優美な建物だ。パステルカラーの壁面と軽やかな赤と白のデザインは現代的でさえある。夕陽を受けると一段と美しい。

建物内部はガランとした空洞で、いくつかの棺が置かれているだけ。巨大な建物にしては意外なほど小さく感じる。

建物の周囲は手入れの行き届いた庭園となっている。ラール・キラーやクトゥブ・ミナールほどは観光客でごった返すこともないから、とくに平日の朝や夕方など、ゆっくりとした気分で遺跡見物できるのがうれしい。デリーの雑踏から逃げ出す格好の場所である。

 

夕陽に照らされたフマユーン廟の周りを何度となくまわった。シンプルだが、光を受けて少しずつ変化するさまは、いつまでも見飽きることがない。個人的に、とても好きな場所である。



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