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ラール・キラー デリー(3)

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その富と権力で世界に名を馳せたインド史上最大の帝国ムガル王朝。デリーはその第15代皇帝シャー・ジャハーン(タージマハールを作った皇帝)治世における首都でもあった。こうした権威を象徴するのが「赤い城」を意味するラール・キラーだ(2007年世界文化遺産指定)。

建造は17世紀なかば。赤砂岩で作られた巨大な城壁が帝国の力を誇示するかのようだ。なかに入ると、正門であるラホール門(上の写真)が見るものを圧倒する。ただし、その後は少し拍子抜けする。城内には今も数多くの建築物が残ってはいるが、それらはムガル帝国滅亡後に見る影もなく荒らされ、どこか空虚感さえただよっている(デリーを代表する観光地だけあって観光客は大変多い)。

写真の説明を簡単にしておく。下の写真、正面が一般謁見の間。その下の写真が王座である。 さらに下って、白亜の建物とその内観の写真が続くが、これらが貴賓謁見の間。一番下の写真が城壁である。

ラール・キラーはクトゥブ・ミナールと並んで、デリーでもっとも賑わう観光地だ。週末にはチケット売り場に長蛇の列が出来る(外国人は専用窓口で高いチケットを買うので関係ないが)。行くなら平日がおすすめ。



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