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上の写真は、1998年春にハリドワールで行われたクンブメーラーの様子。祭りは数ヶ月に及び、延べ二千万人以上の巡礼が押し寄せた。 祭りの主役はこれら素っ裸のサドゥーたち。彼らはこの姿で町を練り歩き、行列の先導を務める。この日は、わずか10キロあまりを歩くのに、4.5時間を要した。彼らが途中でマリファナを吸ったり暴れたりするたびに、行列はストップする。行列のうしろには偉いお坊さんも続くが、サドゥーたちはとくに気にも留めない。もちろん、警備の警官たちには何の権限もないからすべてはサドゥーたちの気分次第だ。このときも、多くの外国人旅行者がサドゥーと一緒にマリファナを吸っていたが、警官は制止も出来なかった。
祭りの場は神々の光臨する舞台である。その中心がサドゥーである。一方、警察をはじめとするこの世の権力など、祭りにおいてはたいした力を持たない。